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趣味の作品展示コーナー展示期間:2/1〜2/29
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| □ | 2009年01月24日 21時00分 |
| 1/24(土)趣味のコンパス更新しました。(名作映画ミニ解説付き) |
| 趣味のロードショー:ミニ解説 by オーナー高橋 【傑作洋画篇その46】 日常に潜む狂気と闇 ★=オーナー独善的おススめ度(5つ星が最高) ■コレクター(‘65:米) 監督:ウィリアム・ワイラー おススめ度:★★★★☆ ※収集という名の犯罪 テレンス・スタンプ演じる、一見普通で気弱な主人公(蝶の熱狂的コレクター)・・が、蝶だけに飽き足らず好きな女の子を誘拐、そして監禁・・やることはきわどいが、本人にとっては単なるコレクション。この作品、猟奇的なテーマにもかかわらず暴力性や残虐性は皆無なので、なぜか観ている者に非日常感は感じられず、逆に、人間の深層心理に隠された本能・・独占欲(美しいものを自分だけが所有する喜び)を純粋に求める主人公にともすると危険な共鳴を感じさせられます(これって言わば「心の闇?」)。今あらためて観ると、ストーリー展開の緩慢さや、緊迫感の不足などが目につきますが、あのヒッチコックの「サイコ(’60)」と共にサイコ・サスペンスというジャンルを確立した代表作のひとつとして敬意を表し・・星4つ。 ■冷血(‘67:米) 監督:リチャード・ブルックス おススめ度:★★★★☆ ※人間と鬼畜の関係 59年、米国カンサス州で起こった一家4人惨殺事件(実話)の顛末を映画化した衝撃作。原作は、トルーマン・カポーティ原作のノンフィクション小説(この事件を6年かかって調べ上げ、小説にした・・この辺は、カポーティが「冷血」を書くに至った背景を描いた06年の映画「カポーティ」を参照・・あまり面白くはないっす)。全編にわたり、余計な作り手の感情を入れない抑制の利いたモノクロ画面・・ここに映し出されるのは、明日にでも、誰にでも起こりうる「日常に潜む人間の心の闇」・・それ自体が、観る側に深く静かな恐怖を呼び起こす。・・星4っつ。 ■わらの犬(‘71:米) 監督:サム・ペキンパー おススめ度:★★★★☆ ※理性に潜む野性 暴力の横行するアメリカに嫌気をさしイギリスに移ってきた夫婦、そして「平和主義」を標榜する夫自身を突然襲いはじめる不条理な現実。しかし、追いつめられた鼠も時として猫に襲いかかる(これ「窮鼠猫を噛む」の例えですね・・念のため)、防衛本能のツールとしての暴力・・。しっかし、フツーは正当防衛の反撃なので観客は溜飲を下げるはずが、この映画は、なんともスキッとしない「後あじ」の悪さが残るんですよね。(観客にとって)未解決のエピソードが複数残されたまま終わることが原因の一つ・・なのかも。でも、うにゃっとした感覚が残るということは、「目には目を」的なノー天気な暴力映画と一線を画す、この作品の持ち味(深さ)・・といえる・・かと。星4つ。 ■ファーゴ(‘96:米) 監督: ジョエル・コーエン おススめ度:★★★★★ ※非日常を開ける扉 コーエン兄弟の映画の魅力、その素晴らしさを語るにあたって、ふと躊躇してしまうのは、適切な賛辞の言葉が見当たらないから・・これは、前回紹介したアキ・カウリスマキ監督の魅力を語る際にも感じたなんとも不思議な感覚。なんとも言えない雰囲気を醸し出す絵作り、突き放したような、画面展開の「間(マ)」?・・雪深いアメリカの片田舎、ギリギリまで引いたカメラ、霧の中から洗われる一台の車・・意図せぬ殺人の連鎖・・深刻な事態を滑稽な運命としてクールに語るこの監督が、戸惑う観客を見ての「してやったり」・・とにかく「なんたってこの映画はイイ!」「とにかく好き!」「星5っつ!」・・という言葉で十分? 次回は、2/上旬ごろにロードショー。乞うご期待! 2009.1.24 byオーナー高橋 |
| □ | 2009年01月11日 16時30分 |
| 1/11(日)趣味のコンパス更新しました。(名作映画ミニ解説付き) |
| 【傑作洋画篇その45】 微笑みと幸福との関係 ★=オーナー独善的おススめ度(5つ星が最高) ■街の灯(‘31:米) 監督:チャールズ・チャップリン おススめ度:★★★★☆ ※幸せは微笑みに宿る チャップリンの映画はどの作品も「優しさ」が心地よい。そして、ストーリーがシンプルで、老若男女楽しめるというスタンスがGood!分かりやすい映画というのは、ともすると薄っぺらになりがちだが、チャップリンの作品には、メーセージがあり、ソール(魂)がある。そして、貧しさも逆境も、洒落た笑いで吹き飛ばす強さがある。だから彼の作品は、いずれも心に残る名作になり得るのでしょう。ラストシーン・・ヒロインの「あなたでしたの?」に無言で応えるチャップリンのシャイな微笑み・・そのワンカットだけでちょっとした幸せ気分を味わえますよ。星4つ(0.5があれば星4.5)。 ■カビリアの夜(‘57:伊) 監督:フェデリコ・フェリー二 おススめ度:★★★★★ ※この微笑みがあれば 主演は、あの大傑作「道」のヒロインを演じたジュリエッタ・マシーナ。今回は、男に騙され続けても騙されていることに気づかないお人好し&元気印の娼婦役。生きることに不器用な彼女が幸せを求め続ける姿に、そして純粋な魂に心からエールを贈りたくなります。ラストでのあまりにも哀しい男の裏切り,奈落の底に突き落とされた彼女は、悲嘆にくれた帰り道で、出会った若者たちにふと天使のような笑顔をこぼし、観客は心地よい救いと希望をもらう・・よい映画を見たという余韻・・フェリー二監督と、彼女の微笑みに星5っつ! ■浮き雲(‘96:フィンランド) 監督:アキ・カウリスマキ おススめ度:★★★★★ ※幸福はこの一瞬に! この監督、とてもいいもの持ってます。・・どこがいいって聞かれても・・それが説明し難く、ただただ「この監督の作品いいねえ、大好きっす!」としか言えない・・そんな説明不要の不思議な魅力がこの監督の真骨頂。一組の貧しい夫婦の間に信じられないくらいの不幸の連続が延々と続く。しかし、最後の一瞬に映画はこの不幸だがまっすぐに生きている夫婦に「微笑み」というご褒美をくれる。生きていくことのつらさは一瞬の微笑みで報われる・・この監督の優しさが嬉しく、心地よい余韻を残す、とても「いい映画」・・です。星5っつ! 【はみ出し情報】この作品「浮き雲」と、この後に紹介する「過去のない男」、「街のあかり」の三作を『敗者三部作』と称しています・・が、実際の内容は『敗者復活の兆し三部作』・・ですね。邦画の「かもめ食堂(’05)」は、舞台が同じフィンランドということもあり、特にラストシーンがこの作品の影響をかなり受けている・・気がします・・推測ですが・・。 ■過去のない男(‘02:フィンランド) 監督:アキ・カウリスマキ おススめ度:★★★★★ ※人生リセット可能! 作品全般を通した独特な間(ま)と空気感。無表情で無愛想な登場人物たち。脱力系のとぼけたユーモア感覚。必ず挿入される日本の歌謡曲のようなBGM。・・これらも確かにこの監督の魅力なのですが、一言で表すには・・と考えていたところ、昨年、WOWOWで同監督の特集を組んでいて、その呼称が「カウリスマキのまなざし」・・ここでハタと膝を叩いたのは、この監督の作品のよさは、過酷な人生を真摯にがんばリ続ける市井の人々を優しく見つめ、そっと応援する「監督のまなざし」にあるということ。そういえば、この監督の作品全般を通じて「人生捨てたもんじゃないよね」とボソッとつぶやくカウリスマキ監督のシャイな微笑みと優しい「まなざし」が浮かんでくるような気が・・う〜ん、このコピー・・えらいぞWOWOW、センスがいいぞ担当者(?)・・この作品では、人生はリセットが可能だということを安倍元首相の「再チャレンジ」より一歩先んじて、より分かりやすく(笑)教えてくれてます。星5っつ! 次回は、1/下旬ごろにロードショー。乞うご期待! 2009.1.11 byオーナー高橋 |
| □ | 2009年01月01日 00時00分 |
| あけましておめでとうございます。 |
| サイトをご登録いただいているオーナーの皆様、ご訪問いただいた皆様、昨年中は大変お世話になりました。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 2009年が皆様にとりましてよいお年となりますよう祈念し、年頭のご挨拶とさせていただきます。 2009年 元旦 シュミラン:スタッフ一同 |
| □ | 2008年12月28日 02時20分 |
| 12/28(日)趣味のコンパス更新しました。(名作映画ミニ解説付き) |
| 【傑作洋画篇その44】 元気をもらえるお正月! ★=オーナー独善的おススめ度(5つ星が最高) ■燃えよドラゴン(‘73:米) 監督:ロバート・クローズ おススめ度:★★★★☆ ※みんなリーに憧れた この映画を観て、当時の男の子たちはみんなブルース・リーに憧れた。TVのバラエティー番組には「ヌンチャク名人」が跋扈し、子供たちは突然「格闘家」になって奇声(アチョー)をあげて遊んでいた。・・かくもブルース・リーの出現とその戦いは、「カルチャーショック」といってよいほどの大きな影響を日本中に与えたもの。・・いや〜映画の影響ってスゴいっすね。この作品、ストーリーは置いといても(笑)、今まで見たこともないような彼の鬼気迫る闘魂と、カンフーの技の切れを見ることで、あなたは「伝説」の語り部となることができますよ。映画としては星4つ(ただし、リー本人には、星5つ献上^^) ■ロッキー(‘76:米) 監督:ジョン・G・アヴィルドセン おススめ度:★★★★★ ※震える高揚感に酔え! ストーリーは至ってシンプルなサクセスストーリー。誰もが予想できる予想どおりの筋書きと結末なのに、それでもラストには、体の奥から沸き上がる感動と、高揚感が津波のように押し寄せてきます(!)。特筆したいのは、この作品における映像と音楽との絶妙なマッチング・・この映画の成功の50%くらいはこの効果による・・ような気がします。映画における「音楽の力」のスゴさを思い知らされますね。・・というようなナナメ読みはともかく・・こんなにラストが気持ちいい映画は・・「終わりよければすべてよしっ」ということで、星5つ! 【はみ出し情報】ロッキーシリーズは、最近(’06年)の「ロッキー・ザ・ファイナル」まで計6本作られてます。余計なことですが・・この最初の作品以外を見てはイケません。せっかくの感動が薄れてしまいます。はからずも全部観てしまった小生が言うのですから間違いありません(とほほ)。 ■ムトゥ踊るマハラジャ(‘95:印) 監督:ケー・エス・ラヴィクマール おススめ度:★★★★★ ※絢爛豪華・空前絶後! ミュージカルが嫌いな人も、ダンスなぞまったく興味がない人も、これだけは観てソンはない!いや、押し売りといわれても絶対に人に勧めたい・・そんな希有な魅力を持った作品。冒頭、主人公(インドのスーパースター:ラジニカーント)の登場シーンから期待はもう最高潮!劇中に突如として現れるノリのいい絢爛豪華な踊りがとにかく素晴らしいの一言!ストーリー自体は、恋ありアクションありのゴッタ煮的勧善懲悪モノ・・まっ、ストーリーを云々する映画でないことは確か・・かも。でも、未曾有(「みぞうゆう」じゃなく「未曾有」ね、念のため。)の不景気感を一気に吹き飛ばすパワーをもつ、新春向けのイチ押し。なので、星5っつ! ■マッハ(‘03:タイ) 監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ おススめ度:★★★★☆ ※生身の驚愕アクション! 先に取り上げたブルース・リーのカンフーアクションもスゴかったけど、この作品の主人公トニー・ジャーのムエタイの切れと迫力も目からウロコ!技がビシッ、ビシッと決まるところが、なんとも気分爽快。昨今流行の(さすがに食傷気味の)CGやワイヤーアクションを一切使わず、すべて本人が演じているところもエラい!とにかくこの映画、ストーリーの甘さや、都合のよ過ぎるところは突っ込まずに(これもかい?)、アクションの絶妙さにただただ驚き、拍手喝采しましょう。そうすれば、この作品かなり楽しめます。で、星4つ。 次回は、新年1/中旬ごろにロードショー。乞うご期待! 2008.12.28 byオーナー高橋 |
| □ | 2008年12月14日 21時18分 |
| 12/14(日)趣味のコンパス更新しました。(名作映画ミニ解説付き) |
| シュミラン名画座 趣味のロードショー:ミニ解説 【傑作洋画篇その43】 Jウェイン西部の軌跡 ★=オーナー独善的おススめ度(5つ星が最高) ■ビッグ・トレイル(’30:米) 監督:ラウール・ウォルシュ おススめ度:★★★★☆ ※「デューク」デビュー! ジョン・ウェイン(愛称:デューク)の記念すべきデビュー作!23才・・若っ!まるでエルビス・プレスリー(笑)。幌馬車、大自然、インディアンとの戦い、正義、人情、恋・・西部劇の西部劇たる要素はすべて組み込まれていて、スケールも超BIGな作品・・しっかし、どこかにもの足らなさが・・。それぞれのエピソードがあっさりし過ぎ?心にガツンと響くものがちょと希薄?しっかし、小生的には幌馬車が出てくる西部劇は大好物!艱難辛苦を乗り越え、新天地を目指す・・いわゆるフロンティア・スピリット溢れる人間模様が堪らなく好き・・なので、細部のデキはともかく、西部劇の歴史の1P目には、ぜひ入れておきたい作品。で、星4つ。 【はみ出し情報】ジョン・ウェイン、米アイオワ州生まれ(1907〜1979)。彼の「デューク」という愛称は、高校時代に飼っていた愛犬の名前からとったもの・・らしい。 ■駅馬車(‘39:米) 監督:ジョン・フォード おススめ度:★★★★★ ※アクション映画の原点 西部劇の、そしてアクション映画の原点であり、教科書ともいえる大傑作かつ、ジョンウェインの出世作!約70年前の作品なのに今見てもまったく古臭さを感じさせない。映画の骨格や、登場人物たちの性格付けがしっかりと描かれていること、そして、緩急織り交ぜた映画全体のバランスのよさが名作として長く支持される所以なのでしょう。中でもアクションの迫力は特筆もの!ネイティブ(ここではアパッチ)が完全な悪者扱いなので、ちょっと気になる人がいるかも・・。でも、でも、この映画だけは、その辺には片目をつぶって、ぜひぜひ理屈抜きで楽しみたいもの。ラストも粋。ジョン・フォード、お見事! 星5っつ! ■捜索者(‘56:米) 監督:ジョン・フォード おススめ度:★★★★☆ ※抜群のエンタメ度 ストーリーが面白い+演出にメリハリがあり途中で眠くならない(笑)・・コレ、小生の好きな映画の絶対条件。この映画、コレしっかり満たしてます。広大な荒野、インディアンにさらわれた姪(ナタリー・ウッド)、信念と硬い意志を持って探し続ける男の中の男(ジョン・ウェイン!)困難な旅の末、やっと見つけた姪は、もはやインディアンとなっていた。・・面白くないワケありません・・。唯一の不満をあえてあげればラストの盛り上がり不足・・か。で、星4つ。 ■勇気ある追跡(‘69:米) 監督:ヘンリー・ハサウェイ おススめ度:★★★★★ ※楽しさ満点西部劇 雇い人に殺された父の敵をとるために連邦保安官補(ジョン・ウェイン)を雇う少女(キム・ダービー)・・かわいげないほど気の強い、しかし憎めない子・・との2人の掛け合いがなんとも楽しく、酒飲みで荒くれ者のウェインがしばしばやり込められて目をキョトンとさせるところが見どころのひとつ。「荒野の決闘」のような骨太&ストイックな西部劇もさることながら、洒落っ気と人情味に富んだ、おおらかな西部劇は、ジョンフォードの独壇場。そして、やはり「カウチポテト」の娯楽として欠かせない存在。ジョン・ウェイン62才(遅ればせながら)なかなかいい味出てきました(この作品で、念願のアカデミー賞最優秀主演男優賞受賞)。星5つ。 次回は、12/下旬ごろにロードショー。乞うご期待! 2008.12.14 byオーナー高橋 |
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